全国クラブ選手権 決勝 試合結果
タマリバA | 六甲クラブ | ||||||
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21 | 0 | - | 0 | 0 | |||
21 | 0 |
T | G | PG | DG | T | G | PG | DG | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 0 | 前 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3 | 3 | 0 | 0 | 後 | 0 | 0 | 0 | |
3 | 3 | 0 | 0 | 計 | 0 | 0 | 0 | 0 |
T:トライ G:ゴール PG:ペナルティゴール DG:ドロップゴール
日付 | 2008/02/17 |
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Kick off | 12:00 |
試合会場 | 秩父宮 |
レフリー | 桜岡将博 |
アシスタントレフリー | 谷口弘 長家良成 金崎智明 |
背番号 | ポジション | 名前 | 交代 | |
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1 | PR | 岩下 剛史 (PR)() | ||
2 | HO | () | ||
3 | PR | () | ||
4 | LO/FL | 小泉 康治() | ||
5 | LO/FL | 桑江 崇行(LO/FL)() | ||
6 | FL | 小山 陽平 (FL)() | ||
7 | FL | 西澤 周二 (FL)() | ||
8 | No.8 | 井戸 聞多 (No.8)() | ||
9 | SH | 首藤 三四郎() | ||
10 | SO | 竹山 将史 (SO)() | ||
11 | WTB | 吉川 慶 (WTB)() | ||
12 | CTB | () | ||
13 | WTB/CTB | 池田 淳(WTB/CTB)() | ||
14 | WTB | 松濤 誠之 (WTB)() | ||
15 | FB | () | ||
16 | 矢野 碧() | |||
17 | PR/HO | 石川 悠久 (PR/HO)() | ||
18 | 山崎 文博() | |||
19 | FL | 野村 能久 (FL)() | ||
20 | SO/CTB | 宮原 克典(SO/CTB)() | ||
21 | WTB | 高木 亮輔 (WTB)() | ||
22 | WTB/FB | 安川 敦() |
【クラブ王者決まる】
2008/02/18
クラブ選手権五連覇を目指すタマリバ、それを阻み8年ぶりのクラブ王者返り咲きを狙う六甲クラブ。全国クラブの頂点を、日本選手権出場権をかけての戦いが底冷えのする秩父宮ラグビー場で開催された。
前半開始直後より六甲クラブの出足鋭いディフェンスがタマリバBKラインにスピードに乗ることを許さない。何度か繰り返されるFWによるサイド攻撃も激しいタックルで前進を阻み、六甲SO伊藤の長短織り交ぜた正確なキックでタマリバ陣地に攻め込む。
関西系チームの持ち味である、じっくりと重圧をかけるモールを効果的に活用し、六甲ペースで試合が展開。タマリバ陣内での膠着状態が続く。タマリバは前半中盤、SH首藤のペナルティからの素早い反応によるロングゲイン等もあるものの、ゴール前でのミスからのターンオーバーなど攻めきれない。六甲、タマリバともに敵陣内に攻め込むが共にあと一手を攻めあぐねたまま0-0で前半終了。
後半も六甲ペースで始まる。PR北迫のパワフルなプレイで前進を続けタマリバの防御ラインを押し下げ続けていたが、後半6分タマリバがワンチャンスをものにする。ターンオーバーからSH首藤が素早く反応してライン裏にキック。バウンドが変化するところをすれ違いざまにCTB池田が拾い、約60mを走りきってポスト真下にトライ。
更に14分、六甲ゴール前のラインアウトからモールを形成、固まったままゴールラインを割り、最後はFL西澤が抑え左隅にトライ。SO竹山が難しい角度からのゴールを決めて14-0と点差を広げる。
その後も両者の拮抗状態は続き、六甲はFWで進んだあとにCTB泉がペネトレート、タマリバはSO竹山を軸としたBKライン展開と高いフィットネスでのリサイクルと両者の持ち味を充分に発揮した拮抗状態が続いたが、31分にBKラインを大きく右に展開し、CTB池田の2本目のトライで試合を決定づけた。
試合を通して光ったのはSH首藤三四郎。攻めては素早い展開の起点となり、守っては猛タックルにチャージにと八面六臂の大活躍。試合後のファンクションでのMan of the matchこそ2トライ挙げた池田選手に譲ったが、タマリバの気迫を示したプレーを随所に光らせて試合のリズムを挙げたプレイであった。
勝者となったタマリバは2月23日から始まる日本選手権へ進む。高麗クラブ、北海道バーバリアンズ、岡山クラブ、三鷹オールカマーズ、そして六甲。いや全国の全てのクラブチームの代表として気持ちは託された。 大学王者の早稲田大学と闘うための大舞台は用意された。後はクラブのプライドをぶつけるだけである。あと一週間、どう過ごすか、どう考えるか。全身全霊をこめた試合に全タマリバンが賭ける。