スピードトレーニング⑤
前回に引き続き,スピードトレーニングについて.
股関節の”動的な”柔軟性については,前回までに述べましたが,今回はより実践的に.
うつぶせなど地面にダウンしてからの動作が多いラグビーでは,立ち上がりの早さ=リセットの素早さは重要な要素です.
なるべく負荷を少なくする動きで,80分通しての体力を余分に使わないようにスピーディーな動きが求められます.
そこで,簡単なポイントとして,スタートダッシュの練習を紹介します.
うつぶせスタート
→ →
うつぶせの状態から → 体幹に足をひきつけ → 次の2歩目を前方へ移動
(モデルは,タマリバの宇野薫,外処選手)
ポイントは1歩目の位置..
股関節の柔軟性がないとなかなか出来ない動きではありますが,なるべく進行方向へ1歩目を出すようにシフトすると,2歩目がスムーズに出てくるようになります.
立ち上がりまで,加速までの移動をクリアなものにすることで,視界も広くなり,考えて動ける体制をつくりやすくなります.
また,1歩目の際におしりを挙げすぎないこと.
加速への移行がスムーズにいかなくなってしまいますので.
練習前にとりくむなど,工夫してみてください!
さて,今回まで5回を数えたスピードトレーニングについては,一旦ここまでにします.
これからも身近に実践できるトレーニングをご紹介していきますので,いましばらくお待ちを..