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Scene Tamariva !

タマリバの挑戦

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◆タマリバの挑戦◆

ノーサイドの笛とともに出来る歓喜の渦。 その渦から離れ、一人FL西澤が一直線にベンチへ走ってくる。 
泥臭いプレーで試合を支え続けた西澤の泥まみれのジャージを迎え入れたのがタマリバの誇るトレーナー陣だった。

代表級の外国人選手をずらりと6人並べた北海道バーバリアンズ。
東日本のリーグ戦で勝利しながらも、順位決定の決勝戦で惜敗した相手である。
その時パワーで圧倒された相手に対して、トレーナー陣は徹底的にフィットネスを鍛えることを命題と掲げた。

フィットネス、それが可能にする湧いて出るような防御。そしてワンチャンスを得点に結びつける展開力。
それこそがタマリバの生命線。 挑戦者であった黎明期から、王座を守り続けた数年で、
多くのクラブチームのターゲットとなった。 

昨年の王座陥落。 そこから這い上がる道は容易ではなかった。
世代交代による選手の変遷や他クラブの強化による競争激化。
その中でタマリバは自分達の生きる道をフィットネスに求めた。

80分、まさに死闘と呼べる防御の続く試合を制したのもフィットネス。
今年のタマリバの挑戦を支え続けたフィットネスは、今日を限りにタマリバを離れ、
新ステージに旅立つ橘内フィットネスコーチによってもたらされたものであった。

決勝戦での勝利を新たな自信に変え、4日後に控えた大学王者との闘い、日本選手権。
クラブの挑戦はまだ続く。