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One Point Conditioning!!

Fitness Training vol.1 [Training]

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こんにちは。トレーナー・橘内です。
前回の更新から気づいたら半年以上立っていました。
これまでご覧になってきた皆様、大変失礼いたしました


さて、近年まれに見る猛暑の夏が過ぎ、秋もだんだんと深まる気配を見せるようになりました。
9月に入り、トップリーグ、大学もシーズンイン、当然クラブラグビーも今週から試合が開始されます。

タマリバクラブも昨年度の惜敗から例年より1ヶ月早くスタートし、これまで毎週トレーニングを積んできました。
スタートからここまで早7ヶ月。
チーム目標である日本選手権1勝、クラブ王者奪還を至上命題に、選手・スタッフは一丸となって取り組んでいます。


私たちトレーナーも選手のパフォーマンスアップ、怪我の予防を徹底して行うため、悪戦苦闘しながらも、全力のサポートをしています。
選手にはベストパフォーマンスで、そして怪我無くシーズンを乗り越えてほしいと思います。


さて、IRBによって毎年ルールの改正が行われてきていますが、数年前の大規模な改訂によって、近年のラグビーは大きく変化を遂げてきています。
大きく違う点は、「ボールが止まらない」。
スピード感あふれる展開が多くなり、ラグビーの持つダイナミックなプレーが増加しました。

それに伴って、フィットネスの重要度が格段にあがってきています。
求める理想像としては、「80分間走り切れて、強く、且つ早い」選手。
スポーツ選手としての極限ですね。
それを15人が体現しなければいけない。
言葉にすると簡単なように移りますが、どのようにトレーニングを進めていくか、コンディションを落とさずにパフォーマンスを高めていくか、ものすごく難しくなりました。


タマリバとしても、今年は例年以上にフィットネストレーニングを実施しています。
今回から数回は、フィットネストレーニングの例をいくつかあげてみたいとおもいます。

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Fitness Training Vol.1
=Interval Training=




インターバルトレーニングの主な目的は、無酸素性持久力の向上にあります。
持久力は大きく分けて2つに分類されます。
 ○有酸素性持久力:長時間・低強度、長距離走など、効果=安静時心拍数の減少、最大酸素摂取量の増加
 ○無酸素性持久力:短時間・高強度、ダッシュの連続、中距離走など、効果=エネルギーの増加、パワー・スピードの向上

上記2つのトレーニングの仕方も多種多様。
今回あげたインターバルトレーニングは無酸素性持久力の要素ですが、回数や設定タイム、レスト時間、距離などにより大きく効果が変わってきます。

タマリバで行っているもののひとつとしては、「Run:Rest=1:1」のインターバルトレーニングがあります。
生理学的には、1:2または1:3といったガイドラインがあげられていますが、実際のフィールド上ではプレーが連続する場面が多く、負荷強度も高くなります。
これに加えて、タックルやジャンプなどのパワー要素が加わってくるため、通常よりは高負荷・高頻度かつ短時間でのトレーニングを実施したりしています。

代表例としてはいかのようなもの
【Menu】200mスプリント
【Reps】設定:32~35sec, 6~10本
【Set】1~2set
【Rest】45sec

また、もうひとつ大事なこととしては、測定をするということがあげられます。
定期的な測定をして評価をすることで、選手のパフォーマンスの伸び率や疲労度、トレーニング方法などの修正を行っていきます。

現在、タマリバではYo-Yo Intermittent Recovery testを用いています。
測定したらちゃんとフィードバック!




今回あげたものは、ごく一部ですが、ラグビーにおけるフィットネス向上のために様々な取り組みをしています。
次回は、スプリント要素について。

それでは。
質問やご意見ありましたらお待ちしています。