ＧＷ連休に世間が賑わう中、
タマリバＶＳ高麗の春シーズン開始を告げる一戦は行われた。

この試合、毎年高麗クラブからの招待を受け、行われている交流戦である。


タマリバは前回の明治Ｂ戦の敗戦を教訓に、ノーペナルティとアーリージョイント
を
を意識して、試合に臨んだ。

前半開始早々から、タマリバは積極的にボールを動かし、接点でよく前に出る。
トライが生まれるのも時間の問題かと思われた立ち上がりであったが、
ゴールライン手前で、タマリバＢＫ陣がミスを連発。

さらに高麗も個人の強さで接点でプレッシャーをかけてくる。タマリバはペナル
ティを犯し、
攻め込んではミスをし、陣地を失うといった繰り返しとなってしまう。

また、高麗クラブＳＨに接点周辺を掻き回され、ビッグゲイ
ンを度々許してしまう。

なかなか得点を出来ない中、高麗はペナルティからキックで確実に
陣地を進め、ゴール前は体格差に勝るＦＷでモール勝負を仕掛けてくる。

先日の明治Ｂ戦で見られたタマリバＦＷの気持ちの入ったモールＤＦは
影を潜め、簡単に２トライを献上する。

前半終了間際になりようやく、早い連続攻撃から、今年新加入の遠藤（埼工大→埼工
大コーチ）がゴール前で３人かわして
トライ。その後もキックオフから、井戸（東工大→富士ゼロックス）、石川（法政大
→東京都民銀行）のビッグゲインより、速いテンポでトライをあげ、前半を
折り返す。

後半立ち上がり、前半開始と同じようにミスでもたつく。しかし、後半に入りＳＨ
野木（桐蔭学園→アジア太平洋立命館大）を投入し、徹底して順目を攻めた
タマリバは人数で上回り始めた。必然的にタマリバのラインブレイクが多
くなりはじめる。
順目に攻める意識と走り勝ちで後半はトライを量産する結果となった。


前後半を通じて、攻め込んでは不必要なペナルティを繰り返し、
ノーペナルティへの意識が改善されていないことが明らかになった。

高麗クラブの前半20分の集中力はすばらしく、ＤＦで我慢をし、ペナルティから確
実にラインアウトモールで
得点する。タマリバが日本選手権でやらなければならないことを教えてくれたよう
に思う。

なによりタマリバＤＦの甘さを随所につけこんだプレーでタマリバの課題を浮き彫
りにしてくれたように感じた。

春シーズンも本格的になってくる中、各試合で出る課題について、一つ一つ潰しこ
んでいこうと思う。




ＰＳ：

試合後、アフターマッチファンクションを兼ねて、ＢＢＱが行われた。
クラブラグビーの良きところである、試合をして、敵味方関係なく、お酒を飲むま
でがラグビーという
ことを体現している高麗クラブであった。

このアフターマッチファンクションでの、酒飲み王決定戦では、高麗クラブ、ア
ン・スヨルがその実力を見せつけ
並み居るタマリバ選手を蹴散らし、高麗クラブの圧勝となった。

来年はリベンジとなる。タマリバ総力をあげて、打倒アン・スヨルを目標に戦おう
と思う。

(文責　主将　飛野達)