全国大会1回戦 VS ぎふ清流ラガーズ戦 観戦記
2015/01/14
後半25分
ぎふ清流ラガーズのFW陣がタマリバゴールラインへなだれ込んだ。
8対19
11点のビハインドに「時間」というプレッシャーも、タマリバの敵となりゲームを支配していく。
勝負あったかに思われたが、ここからタマリバの強さが発揮された。
瑞穂公園ラグビー場は、異様な雰囲気に包み込まれた。
前兆はあった。同日行われた、前の試合ではRKUラグビー龍ヶ崎が、
六甲クラブを後半44分までリードする展開。
最後は六甲が意地で逆転トライをもぎ取り薄氷の勝利を収めたものの何か起こりそうな気配が流れる。
もちろんこれを他山の石として、自らを律したいタマリバであったが、どこか集中しきれない。
風下でのキックオフ。
ぎふ清流ラガーズはタマリバに勝つためだけの準備をしてきた。
すばやいプレッシャーでタマリバのアタックを完全に封じ込める。
ブレイクダウンで一人ひとりがファイトをして、接点を優勢に進める。
アタックもSO松原洋平がラインスピードを生み出す仕掛けに、そこにランナーが2枚、3枚と走りこむ。
裏表も丁寧に使い分けた、FW、BK一体となったすばらしいアタックをみせた。
前半は風上を利用して、タマリバ陣に入り込み、ゴールラインを脅かす。
タマリバもDFで対抗するが、刺さるはずのタックルも、前に出るはずのDFもどこか鈍い。
我慢をして、自陣を脱出し、前半17分にモールでFL高がトライをあげるものの、
終始ぎふ清流ラガーズのペースで試合は進んだ。
前半24分にはゴール前の連続ラックからトライを許す。
さらに29分にはタマリバのお株を奪うような連続攻撃から走りこんだNO8上西がトライを奪い、
5対14で前半を折り返した。
後半に入り風上にたったタマリバは一気にテンポアップしにかかる。
連続攻撃から相手の反則を誘うと、ゴール正面のPGをFB小林が落ち着いて決め、
反撃態勢にはいったかに思われた。
しかし、ここから、タマリバは要所でミスを連発してしまう。
またぎふもブレイクダウンでT/Oを連発する。
時間というプレッシャーがさらに焦りに拍車をかける。
そして、後半25分、
ぎふ清流は、タマリバ陣のラインアウトから我慢強くFWとBK一体となったアタックでフェイズを重ね、
徐々にゴールに近づくと最後はLO川平が力でトライを奪う。
流れを変えたのはやはり「刺さるタックル」であった。
この日13番に入ったCTB丹羽が目の覚めるようなタックルで相手のミスを誘う。
LO松丸もプレッシャーをかけ、一気に相手ゴールライン前まで攻めかかる。
後半30分にスクラムから西田が抜け出し、12佐野につないでトライ。
14対19とし、逆転圏内に迫る。
その後10分はまさに死闘となった。
執念のタックルを見せるぎふ清流と、死に物狂いでボールを活かし続けるタマリバ。
最後は意地と意地のぶつかり合いとなったが、
後半40分、途中交代で出場したCTB高村が逆サイドまで走りこむと
絶妙なライン参加からボールを受け2人のタックルを交わして右隅に逆転のトライ。
試合を決した。
薄氷勝利であったが、トーナメントでは勝つことがすべてである。
1回戦で浮き彫りとなった課題をつぶしこみ、2回戦では快勝を期待したい。
ぎふ清流ラガーズのFW陣がタマリバゴールラインへなだれ込んだ。
8対19
11点のビハインドに「時間」というプレッシャーも、タマリバの敵となりゲームを支配していく。
勝負あったかに思われたが、ここからタマリバの強さが発揮された。
瑞穂公園ラグビー場は、異様な雰囲気に包み込まれた。
前兆はあった。同日行われた、前の試合ではRKUラグビー龍ヶ崎が、
六甲クラブを後半44分までリードする展開。
最後は六甲が意地で逆転トライをもぎ取り薄氷の勝利を収めたものの何か起こりそうな気配が流れる。
もちろんこれを他山の石として、自らを律したいタマリバであったが、どこか集中しきれない。
風下でのキックオフ。
ぎふ清流ラガーズはタマリバに勝つためだけの準備をしてきた。
すばやいプレッシャーでタマリバのアタックを完全に封じ込める。
ブレイクダウンで一人ひとりがファイトをして、接点を優勢に進める。
アタックもSO松原洋平がラインスピードを生み出す仕掛けに、そこにランナーが2枚、3枚と走りこむ。
裏表も丁寧に使い分けた、FW、BK一体となったすばらしいアタックをみせた。
前半は風上を利用して、タマリバ陣に入り込み、ゴールラインを脅かす。
タマリバもDFで対抗するが、刺さるはずのタックルも、前に出るはずのDFもどこか鈍い。
我慢をして、自陣を脱出し、前半17分にモールでFL高がトライをあげるものの、
終始ぎふ清流ラガーズのペースで試合は進んだ。
前半24分にはゴール前の連続ラックからトライを許す。
さらに29分にはタマリバのお株を奪うような連続攻撃から走りこんだNO8上西がトライを奪い、
5対14で前半を折り返した。
後半に入り風上にたったタマリバは一気にテンポアップしにかかる。
連続攻撃から相手の反則を誘うと、ゴール正面のPGをFB小林が落ち着いて決め、
反撃態勢にはいったかに思われた。
しかし、ここから、タマリバは要所でミスを連発してしまう。
またぎふもブレイクダウンでT/Oを連発する。
時間というプレッシャーがさらに焦りに拍車をかける。
そして、後半25分、
ぎふ清流は、タマリバ陣のラインアウトから我慢強くFWとBK一体となったアタックでフェイズを重ね、
徐々にゴールに近づくと最後はLO川平が力でトライを奪う。
流れを変えたのはやはり「刺さるタックル」であった。
この日13番に入ったCTB丹羽が目の覚めるようなタックルで相手のミスを誘う。
LO松丸もプレッシャーをかけ、一気に相手ゴールライン前まで攻めかかる。
後半30分にスクラムから西田が抜け出し、12佐野につないでトライ。
14対19とし、逆転圏内に迫る。
その後10分はまさに死闘となった。
執念のタックルを見せるぎふ清流と、死に物狂いでボールを活かし続けるタマリバ。
最後は意地と意地のぶつかり合いとなったが、
後半40分、途中交代で出場したCTB高村が逆サイドまで走りこむと
絶妙なライン参加からボールを受け2人のタックルを交わして右隅に逆転のトライ。
試合を決した。
薄氷勝利であったが、トーナメントでは勝つことがすべてである。
1回戦で浮き彫りとなった課題をつぶしこみ、2回戦では快勝を期待したい。