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6月23日(日) 曼荼羅東京戦 観戦記

2013/06/24

梅雨の中休み、真夏を思わせる日差しが時より降り注ぐ武蔵野陸上競技場で、
神奈川タマリバの今季4試合目となるマンダラ戦が実施された。

57-5とスコアは大差での勝利となったもの、
得られた満足感、達成感は希薄なものであった違いない。

今季より分析を専門で担当している中丸が目を光らせる。
「2人目の寄りが遅い」「ブレイクダウンのファイトで負けている」


球際のマンダラのプレーは巧みであった。
ブレイクダウンでの反則スレスレのブローと、オフサイドギリギリの
スクラムハーフへのプレッシャー。
タマリバのボールキャリアーの姿勢が少しでも高くなると、
すかさず執拗に絡み付き、ラックにすらさせない。



タマリバは、何度もターンオーバーを許し、ミスを重ね、
これまでの試合のようにフェイズを重ねることができない。
攻撃の起点となる選手が思い通りに機能しないと、
かくももろく崩れてしまうのか。
タマリバの掲げる戦術に大きな課題を残す結果となった。
しかし逆に、現時点でこの課題が浮き彫りになったことは、
想定範囲内で、十分に修正可能である。
タマリバの新ブレインである中丸の手腕の見せどころだ。



この日は、バックスの展開で相手を圧倒した。
キックカウンターで、FB畑を中心に、両WTBの安部と、西明が
次々にロングゲインをする。
そして、セットプレーからの大きな外への展開、
ペナルティキックから速攻での展開で
何度もトライを奪った。
全9トライのうち、5トライをこの3人で量産し、
タマリバの新バックスリーの存在感を見せつけた。

特に西明はボールをもらうときのスピード、もらってからの人に対しての強さを遺憾なく発揮し、今年のタマリバの新戦力ながら、
すでに欠かせない存在となりつつある。





一方のFWで特筆すべきは、LOの野口だ。
決して目立つような派手なプレーはないものの、
堅実に80分間サポートに徹し、バックスが独走となるときでも
必ず顔を見せ、いい繋ぎを何度も見せた。
タマリバで2年目となる野口だが、更なる成長に期待が高まる。

良い意味で、さまざまな課題が明確になり、
またシーズンインに向け、計算できる戦力も十分に整ってきた印象を見せた一戦となった。

3週間後、7/14の秋田ノーザンブレッツ戦が春の総決算の試合となる。
更に成長したタマリバのラグビーと、八幡平遠征での久々の勝利に
期待したい。

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