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10/23 VS ドラゴンズ竜ヶ崎 36-26で勝利。

2011/10/23

◆◆ 10/23(日) 東日本トップクラブリーグ 第3節
    神奈川タマリバクラブ VS ドラゴンズ竜ヶ崎
    水戸 K'sデンキスタジアム


ノムさんにいい試合を見てもらいたい。その一心だった。
特に主将の飛野、前主将の井戸、元副将の羽田、石川にとっては、
ノムさんがいつも彼らを精神的にも、チーム作りのいい相談相手としても、
支え続けてきただけに、特別な思いがあった。

羽田は、「オレたちにできることは、天国のノムさんにいいプレーを
見せることがすべて。」と試合前に特別な思いを語った。


そんな神聖な気持ちで試合に挑み、相手を圧倒するはずが、
逆にチーム全体にプレッシャーがかかったようで、重い空気の中の立ち上がりとなる。


前半開始直後、ハンドリングミスで与えた相手スクラムから、
さらに反則で相手にフリーキックを与えると、そこからの速攻に
付いていけず、あっさりと先制トライを献上する。(0-7)
明らかに浮き足立っていた。

前日のオーバーワークからの疲労と、特別な緊張感の中、
選手の動きは硬く、声もなかなか聞こえてこない。
しかし、この試合、選手全員が集中を切らせた瞬間はなかった。


すぐさま、相手ゴール前のペナルティからラインアウトを選択すると
モールからゴールになだれ込む。難しい角度のGKもSO出村がしっかりと決め、
同点とする(7-7)。

負けると決勝戦出場の可能性が断たれるドラゴンズも、西機監督が「過去2試合とは
別のチームのよう」と語るように、これまで2連敗を喫したチームとは思えない、
激しいアタックとディフェンスで、一進一退の攻防を見せ、前半を折り返した(10-12)。


流れに乗れないこの日のKタマリバのフィフティーンに対し、
ハーフタイムに富野HCからの檄が飛ぶ。「一人一人が勝負すること。少しでも前に出ること。」
シンプルな指示だったが、今日のKタマリバにはこれが奮起のきっかけとなる。


後半開始早々に10回以上フェイズを重ねた連続攻撃から、
最後はWTBの武田がトライを奪う(17-12) 。

また後半開始から、約半年ぶりに復帰を果たしたPR小川を投入すると
スクラムで圧倒的に優位に立った。


その後、お互いにどうしても負けられない一戦はトライを奪い合う展開となり、
タマリバのミスからドラゴンズがトライ(17-19)。
ゴール前の密集からの石川のトライなど2連続トライ(31-19)。
再度スクラムでのフリーキックからドラゴンズが速攻でトライ(31-26)。
と、両チームともに一歩も譲らない。


疲れの見えてきたKタマリバに対し、逆転のトライを奪いたいドラゴンズだったが、
自陣ゴール前でターンオーバーされると大きく展開され、最後はPR横谷が
ディフェンス2人を引きずりながらトライを挙げ、試合が決した(36-26)。


ノムさんに捧げる試合としては、お世辞にもいいデキだったとは言いがたいが、
今シーズン、過去2試合が余裕のある勝利だっただけに、ここで課題が多く
出たことは、プラスに考えていきたい、とマンオブザマッチを手にしたPR横谷は語る。

富野HCも「一人一人前に出る気持ちがないとこういう試合になる。」
と、反省の勉を語り、シーズン終盤に向け選手たちに再度喝を入れた。


ノムさんの思いを胸に、ノムさんの夢でもある日本選手権一勝に向け、更にチームは加速していく。









 

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