シンガポールセブンス遠征記 【前編】
2010/11/14
タマリバ シンガポール7s ボウル準優勝!
「おい、これだけの大会ってなかなか無いんだぞ。 楽しいじゃないか。 この感覚を楽しもうぜ!」
決勝戦を前に福田主将が仲間に話かける。昨年から7s専門チームを整備し、率いてきた男だ。
満員のスタンドからの歓声、降り出した雨がナイター照明に照らされて光る中、仲間一人一人の顔を見つめながら語る。
11月5~7日、名門シンガポールクリケットクラブで開催されたシンガポール七人制大会(SCC 7s)にタマリバクラブが出場。
ボウルトーナメントで準優勝の成績を収めた。
(SCC 7s ⇒ http://www.sccrugbysevens.com/index.html)
62回の歴史を重ねる超伝統の七人制大会。大会三連覇中の南ア代表を頂点として、
日本、ケニア、香港、スリランカの代表チームや、その代表チーム達を簡単に撃破する実力を
持ったフィジー、英国、NZ、豪州のクラブが参加。
挑戦する魂へのご褒美を神様が与えてくれたのか、タマリバと同じ予選プールに日本代表が!
自国の代表チームと正面から闘える機会に男として奮い立たないわけがない。
昨年より磨きあげてきた7sチームが実力を発揮。勝利を収めることこそ出来なかったものの、
日本代表を前後半1トライずつのみに押さえる大善戦を展開。
プール成績によりボウルトーナメントに回り、二連勝して決勝へ。
決勝戦では予選プールで南ア代表から2トライを奪い、
ケニア代表とは互角の戦いを繰り広げた台風の目、スリランカ代表と激突。
12-19で敗れ、惜しくも準優勝に終わったのもの、日本のクラブチームの存在感を十分に発揮した大会であった。
SCC 7sは日本選手権と並び、我々が挑戦出来る中で最高レベルの大会。
現在の7sチームをより研ぎ澄まし、さらに仲間を増やしてタマリバは来年も挑戦を継続する。
遠征メンバー
主将: 福田恒輝
選手: 井戸聞多、マナセ・フォラウ、羽生憲久、浜村圭太郎、鈴木耕太郎、竹山将史、
吉川慶、富田信也、高村真介、大野孝義、野木大彰、飛野達
ツアーマネジャー: 萬井淳
サブマネジャー : 佐野大典
現地リエゾン : 牧野エリ
What’s going on 担当: 松岡パティ介
チーム内アワード
遠征MVP(副賞 シンガポール滞在延長): 富田信也
ファミリー賞(副賞 キッズ用ポロシャツ): マナセ、福田、竹山、富田
衛生管理賞(副賞 消毒用アルコール): 鈴木肛太郎
ベストカップル賞(他選手ブーイングより副賞無し): 浜村圭太郎
文 : 萬井
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