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シンガポール遠征

2006/11/08

 

グラウンドはこんな感じ。スタンドも結構満員。

 

 

行ってまいりましたシンガポールへ!

世界中から本物が集まるシンガポールクリケットセブンス。

我々タマリバクラブも参戦してきました。

 

メンバー

中村喜徳、高田晋作、井戸聞多、籔本佑介、萬井淳、竹山将史、首藤三四郎、

吉川慶、宮原克典、羽生憲久、山本裕司、佐野大典

 

サポート

佐野俊一郎、小泉康治、近藤岳郎

 

シンガポールセブンス、一日目、グループリーグ。
 
第一試合
タマリバ vs ボルネオイーグルス
相手はマレーシアの地名だが9割フィジー人。
7人制ラグビーでは、フィジーこそが超大国。
タマリバも準備不足が露呈し、
特にDFでは個々の勝負になってしまい、
簡単にインサイドブレイクを許す。
アタックは通用するものの、最後まで繋がらず、
0-47で大敗。
 
第二試合
タマリバ vs Davetalevu
前回優勝のフィジーの本物。
今回も圧倒的に勝ち進み、決勝では疑惑の判定で惜しくも敗れたものの、 
大会第一シードの優勝候補筆頭的超強豪。
対するタマリバはDFを整備し、見違えるように食い下がる。
前半、2本先制されるも、タマリバもアタックで相手を翻弄。
(ひいき目無しでタッチフットで勝っていたと思う)
後半3分あたりで2本目を取り返し、2点差まで迫る。
このとき、スタンドが今日一番盛り上がる。
最後の最後までチャンスがあったが、
最後の最後で本物のステップにぶち抜かれ、トライ。
万事休す。
10-19で惜敗。
 

第三試合
タマリバ vs タイ代表
タイのナショナルチーム。
体の大きさは同じくらい。(今までははるかデカイ、速いバケモノでした)
タマリバが2本先制し、DF、ATで優勢に立つ。
そこでありえない事件が。
ダブルタックルに入った中村喜徳と高田晋作がお互いに頭をぶつけて、
双方とも病院に運ばれる重症、退場。
このハプニングにつけこまれ、タイ代表の中で一人だけ際立つランナーに、
同じパターンでトライを許しまくり、
19-28で敗退。
正直、勝てた試合だった。
結果、0勝3敗で下位トーナメントへ。
 
ちなみにジャパンも出場していて、
グループリーグで2勝1敗、カップに進んでいた。
翌日のカップ一回戦では、Davetalevuと対戦しており、
12-15で惜敗。
プレートの準々決勝でロスタイムに劇的な逆転勝利を収め、
準決勝でプレート優勝のパルミラに敗れた。
ジャパン現る
 

5日
シンガポールセブンス、二日目、ボウルトーナメント
 
準々決勝
タマリバ vs シンガポールライオンズ
若手代表らしい。
自分たちより当たりが弱い敵と初めてやった。
24-12で勝利したものの、
DFの淡白さが目立つ。
 
セブンスの試合風景
 

準決勝
タマリバ vs くるみクラブ
日本のクラブ同士で準決勝。
クラブチャンピオンとして負けるわけにはいかないと、
初っ端から全開。
くるみも最後まで頑張り、いい試合だった。
結果、45-0で勝ち。
 
くるみクラブ戦前、試合前控え所にて
 
 
決勝
タマリバ vs タイ代表
前日負けた相手にリベンジするチャンス。
この時間帯はスタンドも満員になっていた。
なんでもないミスで2本トライを許す。
アタックは集中しており、前半のうちに2本とって折り返す。
ゴールの差で4点差。
後半
開始早々、山本裕司のカットアウトが決まり、
トライと思ったけど、ギリギリで追いつかれる。
その後、宮原克典や羽生憲久など、何度もゴールラインへ迫るが、
タイ代表もディフェンスが良かった。
ノータイムで敵ゴール前ラインアウト、並んでいる時間もない。
ハリーで受け取った井戸聞多がゴールラインに迫る、羽生憲久につなぐ、
パスがわたればトライだ。
そのとき、ハリーで受け取った位置が5mを切っており反則であるという笛。
ボールを外に出されて終わった。
10-14で準優勝。

 

準優勝のビールジョッキゲット!

 

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タマリバにとって4回目の海外遠征となったが、海外ラグビーの良さは
なんと言っても、各国のラグビープレイヤーとの触れあいである。
 
最初は単なる「別のチームの選手」だった外国人が、そのうちすれ違う瞬間に
目で「よっ!」って感じで挨拶をし始め、「さっきの試合、惜しかったな」なんて
声をかけはじめる。 いつの間にか「お前、日本から来てるのか?
東京って物価高いってきくけど、給料はどれくらいよ?」なんてラグビーから
離れた話になったりして、気付いた頃には「おい、シャツ交換しようぜ」って友人に。
 
二日間のトーナメントを通し交感するラガーの魂と、それを土台として
はじける大会終了後のファンクションパーティー。 1vs1のマッチも素敵だが、
各国のチームが集まるトーナメントも捨てがたい魅力がある。
 
三部合唱くらいを平気でこなし歌唱力でもマジシャンぶりを魅せつけるフィジアン。
お決まりのキウイによるハカ。 酔っぱらった欧州勢による各国ラグビーソングと
替え歌系猥歌の数々。 
 
ビールと歌で更けていく夜に、ラグビーでつながる世界を体感できるのが、
海外ツアーの醍醐味だと実感する。
 
こんな経験を通して、ふと「あ、でも強くないと発言力弱いんだなぁ」と気付き、
フィールドでのパフォーマンスを上げたい!と強く願うようになるのも一つの効用。
人生を楽しむことにかけて超一流の海外ラガーと話すうちに、サラリーマンを
やっている自分が悲しくなるのがマイナスポイントと言えば、マイナスか。
 
ともかく、フィールドで世界の本物と戦い、夜は世界の広がりを実感できる
海外ツアー。 逃す手はないと、毎度毎度思う次第である。
 
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以下、各選手感想
 
佐野大典
タマリバがSCC7sに出場するという、自分にとって夢のような素敵な企画があっとい
う間に終わってしまい、友達も皆帰ってしまい、今はちょっと寂しい気分です‥。。
でもタマリバのジャージ着てタマリバの仲間と久々にラグビーが出来てとても楽し
かったです。ありがとうございました。
日本選手権も勿論大切だけど、香港10sとかSCC7sとかの国際大会で世界のモノ凄い奴
等と同じ土俵で戦う事は タマリバにとっては、日本選手権と同じくらいの価値があ
ると思います。井の中の蛙にならないようにこういう刺激は必要かと。
まあそれぞれ仕事もあるし海外遠征は大変だけど、 今後も継続していければいいで
すね。
シンガポールはラグビーするにはちょっと暑過ぎですが、でも環境は整っているので
自分も引続き精進します。また一緒にやりましょう。
佐野金
 
中村喜徳
個人的には、今回はこれまでの遠征で一番情けない遠征となってしまった。
佐野さん、宮原、スクラムとラインアウトやらせてごめんなさい。
羽生のDFを間近で感じたこと、改めて勉強になりました。
遠征に一緒に行った方々、ありがとうございました。
 
 
宮原克典
3月の香港以来の海外遠征だったけど、やっぱり楽しかった。
文句なしに楽しかった。
自分達よりも格段にでかくて早くて動きの鋭い相手に挑む。
たった10分そこらの時間を馬鹿みたいに走り回って頭をくらくらにする。
これが本当、とびきり楽しい。
超格上の相手がうちらのしつこいDFに苛立っているときの充実感。
必死にすがりつくうちらのプレーにスタンドが盛り上がるときの気持ち良さ。
たまらない・・・本当にたまらない。
同時に、いくつもの悔いが残る。
あそこで丁寧にタックルできたら、アップセットを起こせたのに・・・。
あそこでコースをきちんと切り替えていたら、勝てたのに・・・。
あそこで止まってパスできたら、優勝できたのに・・・。
一番やりきれないのは、タイバーバリアンズに二度負けたこと。
ほぼ互角の相手に二度も負けた。
ほぼ互角の相手には、どんな形であれ、きちんと勝つ。
TAMARIVAが他のチームから一目置かれるには、これが絶対条件だと感じた。
あのボウル決勝ほど悔しい試合は、本当に久しぶりだった。
この2日間、TAMARIVAというチームで一緒に戦えて本当に良かった。
ぜひ来年また一緒に戦って、もっと良い結果を残してきたい。
選手、スタッフ、関係者のみなさん、本当にありがとうございました。
 
小泉康治
今回は大会前に負傷したためプレー出来ない状態だったのですが、香港で味わった
あの興奮をもう一度思い出したくてツアーに参加することにしました。
もっぱら櫓の上からビデオ撮影してましたが、タマリバのプレーに歓声が湧き、拍
手が起こる度に、見てるだけの自分の不甲斐なさを感じると共に、早くこの仲間達
と一緒にグランドに立ちたいという思いを強くしました。
来年の香港には体調万全で臨んで、またあの興奮を味わいたいと思います。
プレーは出来なかったものの、色んな人達の尽力のお陰で楽しいツアーになりまし
た。
色んな面でサポートしてくれた方々に心からお礼を言いたいと思います。
ありがとうございました。
 
近藤岳郎
僕がラグビーを始めてから、初めての海外遠征でした。 
そのため、全てのことが新鮮で面白かったです。 
中でも、2日目夜のファンクションが1番面白かったです。  
また、チャンスがあれば参加したいです。  
選手の皆さん、お疲れさまでした。
 
 
萬井淳
プレー自体は不本意、というより自分を責めたい気分。
やはり、ラグビーは真剣にやってナンボ。 少し、今の環境と姿勢を
変えなければ、と痛切に感じた。
大会自体は今まで経験した中でもかなり高いレベルで、非常に
興味深かった。 ボウル優勝を逃したのは残念だったが、手中にした
ビアジョッキは大切にしたい。
ラグビーを始めて長い年月が経つが、大会に出るたびに見えてくる
「新たな楽しさ」と、改めて感じる「いつもの良さ」。 これはいつまでも
大切にしたいし、知らない人にはぜひ知ってもらいたいと思う。
最後に今回、出場機会無かったのに、サイドサポートに徹してくれた
佐野さん、ヤスハル、近藤君、貴重品保管など裏方を頑張ってくれた
淑子ちゃん、志穂ちゃん、ヒロタン、有難う。 ラグビーが出来るのは
皆と生んでくれた両親のおかげです。 感謝! 
 
 
井戸聞多
何をやっても通用しないとさえ思えた怪物たちを、
あと一歩まで追い詰めたときの楽しさ。
満員のスタンドに囲まれ、決勝戦をリベンジにかけたあの緊張感。
海外に出なければ、小さな日本では体験できない、
幸せな時間だった。
一方、自分のせいだと言えることがいくつも起こった。
もっとうまくなりたいと強く願うことが出来たし、
また挑戦したいと思った。  
遠征を実現させてくれた皆様、
遠征で様々なサポートをしてくれた皆様に支えられて、
素晴らしい経験が出来たことを心から感謝します。   
 
吉川慶
久しぶりのラグビー、7人制の大会、海外遠征、
結果は別にして本当に楽しかったです。
タッチフットして、試合して、タッチフットして、試合して、
と本当に楽しい二日間でした。
皆さん有難う御座いました。
最後の試合で
ラインアウトでリフトされている自分、
ラインアウトのボールを取り、そのまま走りさっていく敵、
まだ空中にいる自分、
何もできない、何とも言えない間が印象的でした。
       

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