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TCL第4節 VS 駒場WMM戦 観戦記

2014/09/30

天候不順や肌寒い日が続いた9月。
最後の日曜日は真夏のような暑さが戻ってきた。
夏と秋の日差しが交錯する中、神奈川タマリバクラブと駒場WMMが対戦。

過去にも名勝負を繰り広げてきた両チームであるが、
昨年の対戦では大差でタマリバが勝利。
駒場にとってはシーズン終了を決定する試合となった。

リベンジに燃える駒場と日本一奪回へ弾みをつけたいタマリバ。
両チームの思いが激しくぶつかりあう試合となった。

やや強い風が吹く中、前半風上に立ったのは駒場。
SO野木のキックとCTB内山のタテ突破を軸にするゲームプランが見える。
対するタマリバもリターンのキックチェイスと内から湧き出るディフェンスで
簡単には前進を許さない。
前節のRKU戦で何度か突破された「内」の守りをきっちり修正してみせた。

タマリバもゴール前に迫る局面では昨シーズン以降武器としてきたモールで崩しにかかる。
しかし駒場のは気迫るタックルと「いなし」でモールのパッキングを阻止。
これまで幾度となく敵ゴールラインを陥れてきたタマリバのモールを封殺した。

スコアレスで前半終了。

後半風上に立ったタマリバはCTB小林のロングキックでエリアを取り、
LO岩宮、FL小橋川のシェイプで突破、WTB大川の判断良いパント・ランでのゲイン。
後半のポッゼッションはタマリバ優位であった。
しかし、駒場はタマリバ以上にディフェンスの反応が早く、
ポゼッションの不利を耐えしのぎ、タマリバにトライを許さない。
両チームの激しい意地と意地のぶつかり合い。
今思えばPKではショットが選択可能な場面はたくさんあった。

駒場の激しいディフェンスに苦しみ、勝負処でのミスで得点機を逃していたタマリバだが、
後半30分22mライン近辺ゴール正面のPKを得る。ここでは迷わずショットを選択。
CTB小林がきっちり沈め、試合開始後70分にして初のスコア。3-0とリードする。

その後も一進一退の攻防が続き時計は後半40分を経過。
最少スコアでの逃げ切りかと誰もが思ったところで、タマリバが自陣15m近辺中央で痛恨のオフサイド。
千載一遇のPKをFB斉藤が成功。駒場が土壇場で追いついたところでのノーサイドのホイッスル。

今季これまでで一番シビれる試合は、誰も予想しなかったトライレスのドローとなった。

勝てなかったタマリバと負けなかった駒場。筆者の胸にはそんな思いが去来した。



この試合は既に開幕している東日本クラブ選手権のトップクラブ首都圏代表の座が懸かっている。
引き分けは想定されていなかった為、急遽後日行われるTCL代表者会議で抽選が行われる事となった。
各地域代表と戦う権利『Road to 秩父宮』を得るのはタマリバか?駒場か?
 

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