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【観戦記】全国大会2回戦 vs RKUラグビー龍ヶ崎戦 観戦記

2014/01/17

神奈川タマリバクラブ  55-10  RKUラグビー龍ヶ崎

快晴の空のもと、熊谷ラグビー場で全国クラブ大会準々決勝の試合が行われた。
シーズン序盤で苦汁を飲まされているRKUに対しタマリバとしては、雪辱を晴らす絶好に舞台となり、
一方のRKUもレギュラーシーズンの初戦で北海道バーバリアンズに敗戦を喫するも、
その次節、タマリバ戦で見事な勝利を収め、それ以降は全勝してリーグ戦を終え、勢いに乗っている。
その勢いでこタマリバに2連勝を果たすべくこの一戦に挑んだ。

前日の練習、そしてミーティングを経て、
「タマリバらしさ」を追求しようとチームコンセンサスをとったタマリバ。
アップから寒空の熊谷に気合の入った声が響く。


すると試合開始早々ゲームはいきなり動く。
前半1分、風下を選択したタマリバがキックオフ直後にキックカウンターで大きくゲインをすると、
素早い展開から、一気にRKUゴール前まで攻め込み、密集からFL川上が抜け出しトライをあげる。

出鼻を挫くタマリバのアタックに動揺を見せるかと思ったRKUだが、
さすがに学生とはいえ、長いシーズンを乗り越えてきた経験がものを言い、その後は落ち着きを取り戻す。
風上の利を生かしタマリバを自陣に釘付けにするとぺなるティを誘い、すかさずPGで点差を縮める。

その後もRKUが攻める時間帯が続いたが、防戦一方のタマリバにアクシデントが起きる。
今シーズン高い成功率のコンバージョンを見せチームに大きく貢献してきた
WTB畑が前半17分に負傷交代を余儀なくされる。

嫌な雰囲気になりかねない状況に対して、逆にチームが奮起する。
交代で入った安川が顔面から流血するほど、激しく体を張る。さらに出欠交代で入った石橋も不慣れなWTBのポジションをこなし、ベテラン勢が「タマリバらしさ」を体現する。
徐々にリズムを取り戻すと、ペナルティをもらい敵陣に入り、
前半20分、今年の一番の武器であるモールでトライを奪い10-3とリードを広げる。

しかしRKUも黙ってはいない。
前半25分、中盤セットプレーから、スピードあるバックスのアタックで裏に出るとボールを繋いでトライ。
ゴールも成功し10-10とし食らいつく。

敗戦を喫したリーグ戦での試合と異なりこの日のタマリバは、セットプレーでRKUにプレッシャーをかけ続けた。後半30分以降は徐々にその差が顕著となって現れてくる。ターンオーバーを何度も見せ、たまらずRKUがペナルティを犯すと、この日今シーズン初めてSOに入った小林のロングキック敵陣に入り、相手ゴール前のラインアウトからから32分、中盤スクラムからの連続攻撃で39分と立て続けにトライを奪い、前半を22-10で折り返した。



後半に入りタマリバが風上に立つと、いよいよ試合の流れは一方的なものとなった。
後半2分と17分にFL小橋川が自慢の運動量と快速を発揮してこの日3つめのトライを奪い36-10とし、
勝利を揺るがないものとする。

粘りを見せるRKUも、この日マンオブザマッチに選ばれたSH松永の機敏な仕掛けからチャンスを演出するが、
あと一歩のところでトライが奪えない。
学生の運動量を武器に連続攻撃で反撃をするが、ブレイクダウンで少しずつ劣勢にまわりチャンスを逸し、
最後まで再びゴールライン陥れることはなかった。

タマリバは試合巧者な面を見せつけ、その後も後半24分、37分、43分に着実にトライを積み重ね、
最終的には55-10の大差で危なげない勝利を上げた。



タマリバは翌月の準決勝で、1/18に行われる名古屋クラブ(愛知)対玄海タンガロア(福岡)の試合の勝者と対戦することとなる。
一方のRKUは、学生中心のチームで、4年生はこの試合を持って一区切りとなるが、タマリバ主将西田とマンオブザマッチに選ばれたSO小林から、4年生に対してねぎらいの言葉が贈られた。
卒業後、たとえチームは変わっても彼らがまたクラブラグビーの場であいまみえることを期待してやまない。




















 

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