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6月16日(日) 早稲田B戦 観戦記

2013/06/17






僅かな差、しかし、明確な遠い差であると、主将の西田は振り返った。








                 7 - 19
神奈川タマリバクラブ 12        56 早稲田大学B
                 5 - 37


何度もフェーズを重ね、FL高家が、LO小橋川が、何度もディフェンスラインを突破した。
PR鈴木が泥臭く足をかいて前に出れば、WTB西明が相手のラインを切り裂いた。
何度も相手のゴールラインを脅かした。が、あと一歩届かなかった。

一方のディフェンスにおいても、LO野口が前に出て相手のSOを止め、
No.8川上がビックタックルを見せ、FB畑が何度もゴール手前で粘りの
ディフェンスを見せた。
しかし、相手のトライを封じるには、やはりあと一歩が足りなかった。



この日、梅雨空の下、タマリバの今期3戦目となる、
早稲田(B)戦が早大上井草グランドで行われた。
シーズン前半のターゲットとしてきた試合だ。練習前のアップから気合が入る。




しかし前半開始早々、キックオフのミス、パスアウトのミスで、
自陣ゴール前5mで、スクラムとなると、簡単にトライを献上してしまう。
その後も前半20分までに計3つのトライを許した。
明らかに気負いすぎた。これまでの相手とは格が違う、
自分達のやって来たことはどこまで通用するのか、
神奈川タマリバの新体制での初めての格上との試合。
浮き足立つタマリバを後目に、早稲田がリードを広げた。

ようやく落ち着きを取り戻した前半20分以降、
一進一退の攻防を見せる。
エリア、ボールのポゼッションとも五分五分。
お互い、何度もフェーズを重ね、言葉通り、我慢比べを演じる。



敵陣ゴール前の早稲田の一瞬の隙を付き、
この日で2試合連続スタメンのWTB安川が、SO田村から、
絶妙なパスを受けると、ゴールポスト下にトライを奪う。

後半への可能性と期待を残して前半を終えた。

しかし、後半開始直後、キックオフの次の笛を待たずして、トライを献上。期待が一瞬のうちに薄れていく。
絶対的に集中しなければいけない場面。
10点差で折り返した後半、どちらが先にスコアするかが大きな鍵となる場面。
分かっていたはずなのに、フワッとしていた。




その後、反撃を試みるも、心に余裕のできた早稲田は、
思いきりのいいディフェンスと、ダイナミックなアタックで、
徐々にペースをつかみ、西田を負傷退場で欠き、
集中力が一瞬途切れたタマリバから一気にトライを量産した。
終わってみれば、12-56の大敗。

僅かな差の積み重ねが、大きな点差となった。
僅かだが、明確な遠い差。
この差を埋めるための、西田の長い道のりはまだまだ始まったばかりだ。





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