TCL 第4節 マンダラ東京戦 観戦記
2012/10/15
10月14日(日) 駒沢補助競技場
神奈川タマリバ VS マンダラ東京
遡ること約10年。
2002年度クラブ選手権、タマリバはマンダラに敗戦。
クラブを創設したばかりのタマリバにとって、マンダラ東京はクラブとしての目標であり、
しのぎを削ったライバルであった。
それから時は経ち、両チームは次第に試合をする機会が減っていった。
それとともに、タマリバの創設メンバーも徐々にグランドから足が遠のいていった。
マンダラと試合経験のあるタマリバンで、この日メンバーに名を連ねたのは、
1、岩下、2、中村喜、3、小川、18、西澤、19、井戸
の5名。
対するマンダラは当時のメンバーが未だ多く残り、BKラインはオーバー35の面々が名を連ね、
第一線でのプレーを続けている。
若手の多いタマリバは世代交代といえば響きが良いが、長くクラブに関わるといった点では
クラブとして見習わなければならない部分は多くある。
最近になり、グランドに足を運ぶOBが徐々に増えてきたタマリバであるが、クラブとして、1選手としての
関わり方、それを感じずにはいられない、久しぶりのライバル対決となった。
さて、試合である。
時折、小雨のまじる中でのKO。
前半開始早々、タマリバは相手キックをカウンターアタック。
⑪→⑮→⑪→⑤とつなぎ、左中間にトライを決める。
これで一方的な展開になりかけたが、
マンダラはブレイクダウンにプレッシャーをかけ、鋭いタックルを繰り返す。
スピードと展開力に勝るタマリバはSO田村を中心に積極的にボールを動かし、両WTBにボールを
集める。
前半20分すぎからは、タマリバが個人技とスピードでトライを量産する。
前半22分
右スクラムから⑫がポイントを作り、クイックラックから⑩→⑬→⑮→⑪大川とつなぎ、左中間にトライ。
前半27分
自陣10m付近の左ラックから、⑩→⑬→⑮→⑭野木とつなぎ、⑭野木が相手タックルを3人外して50mを走りきる。
前半30分
自陣10mで得たペナルティを速攻で仕掛け、⑩→⑬→②→⑪とつなぎ、⑪大川が50m走り切り左中間にトライ。
前半32分
またも自陣から展開。⑮が裏に抜け出したところを⑭野木がフォローし、左隅へトライ。
前半36分
右ゴール前スクラムから、⑩田村がパスダミーから抜け出し、トライ。
さらにこの日キッカーを務めた⑨石橋のコンバージョンも難しい角度から次々と決め、40-0で前半を折り返した。
しかし、この試合で特筆すべきはマンダラのタックル。そして、長短のキックを織り交ぜたゲームマネジメント。
タマリバの長いパスに巧みに反応し、ドンピシャで詰めるタックルを連発する。
裏の空いたスペースにSO,CTBが判断良く、グラバーを転がす。
スコアこそ開いたものの、決して楽勝ムードではなかった。
ハーフタイム。
「もう一度0-0からの気持ちで臨もう」
主将の飛野は嫌な空気を感じ、それを払拭すべく、スイッチを入れなおした。
後半、嫌な予感は的中する。
後半開開始早々、タマリバは相手陣ゴール前まで、2度入り込む。
しかし、ここで取りきれない。
「これで流れを手放してしまった」と試合後、飛野が語るように、そこから約30分間は完全に
マンダラペース。
マンダラはキックでエリアをとり、得意のラインアウトモールでじわじわと時間をかけて、タマリバ陣内での試合を
展開する。
後半17分
ついにマンダラがタマリバゴールラインを陥れる。
後半のタマリバのトライは自陣での相手ミスをすかさず、キック、ドリブルし、押さえるという同じパターンのトライを
2本奪うにとどまった。
「相手のペースにあわせてしまう」
第2節 RKU龍ヶ崎戦と同じ課題を露呈したタマリバであったが、
自慢のBK陣のAT力は徐々に形になってきている。この日の両WTBで6トライ。
次節 北海道バーバリアンズとの全勝対決。
強力な外国人を低いタックルで止められるか、ボールを動かし、両WTBでトライをとれるか。
が勝負の分かれ目になるだろう。
徐々にではあるが、確実に前に進んでいる。
武蔵野競技場で躍動するタマリバに期待したい。
神奈川タマリバ VS マンダラ東京
遡ること約10年。
2002年度クラブ選手権、タマリバはマンダラに敗戦。
クラブを創設したばかりのタマリバにとって、マンダラ東京はクラブとしての目標であり、
しのぎを削ったライバルであった。
それから時は経ち、両チームは次第に試合をする機会が減っていった。
それとともに、タマリバの創設メンバーも徐々にグランドから足が遠のいていった。
マンダラと試合経験のあるタマリバンで、この日メンバーに名を連ねたのは、
1、岩下、2、中村喜、3、小川、18、西澤、19、井戸
の5名。
対するマンダラは当時のメンバーが未だ多く残り、BKラインはオーバー35の面々が名を連ね、
第一線でのプレーを続けている。
若手の多いタマリバは世代交代といえば響きが良いが、長くクラブに関わるといった点では
クラブとして見習わなければならない部分は多くある。
最近になり、グランドに足を運ぶOBが徐々に増えてきたタマリバであるが、クラブとして、1選手としての
関わり方、それを感じずにはいられない、久しぶりのライバル対決となった。
さて、試合である。
時折、小雨のまじる中でのKO。
前半開始早々、タマリバは相手キックをカウンターアタック。
⑪→⑮→⑪→⑤とつなぎ、左中間にトライを決める。
これで一方的な展開になりかけたが、
マンダラはブレイクダウンにプレッシャーをかけ、鋭いタックルを繰り返す。
スピードと展開力に勝るタマリバはSO田村を中心に積極的にボールを動かし、両WTBにボールを
集める。
前半20分すぎからは、タマリバが個人技とスピードでトライを量産する。
前半22分
右スクラムから⑫がポイントを作り、クイックラックから⑩→⑬→⑮→⑪大川とつなぎ、左中間にトライ。
前半27分
自陣10m付近の左ラックから、⑩→⑬→⑮→⑭野木とつなぎ、⑭野木が相手タックルを3人外して50mを走りきる。
前半30分
自陣10mで得たペナルティを速攻で仕掛け、⑩→⑬→②→⑪とつなぎ、⑪大川が50m走り切り左中間にトライ。
前半32分
またも自陣から展開。⑮が裏に抜け出したところを⑭野木がフォローし、左隅へトライ。
前半36分
右ゴール前スクラムから、⑩田村がパスダミーから抜け出し、トライ。
さらにこの日キッカーを務めた⑨石橋のコンバージョンも難しい角度から次々と決め、40-0で前半を折り返した。
しかし、この試合で特筆すべきはマンダラのタックル。そして、長短のキックを織り交ぜたゲームマネジメント。
タマリバの長いパスに巧みに反応し、ドンピシャで詰めるタックルを連発する。
裏の空いたスペースにSO,CTBが判断良く、グラバーを転がす。
スコアこそ開いたものの、決して楽勝ムードではなかった。
ハーフタイム。
「もう一度0-0からの気持ちで臨もう」
主将の飛野は嫌な空気を感じ、それを払拭すべく、スイッチを入れなおした。
後半、嫌な予感は的中する。
後半開開始早々、タマリバは相手陣ゴール前まで、2度入り込む。
しかし、ここで取りきれない。
「これで流れを手放してしまった」と試合後、飛野が語るように、そこから約30分間は完全に
マンダラペース。
マンダラはキックでエリアをとり、得意のラインアウトモールでじわじわと時間をかけて、タマリバ陣内での試合を
展開する。
後半17分
ついにマンダラがタマリバゴールラインを陥れる。
後半のタマリバのトライは自陣での相手ミスをすかさず、キック、ドリブルし、押さえるという同じパターンのトライを
2本奪うにとどまった。
「相手のペースにあわせてしまう」
第2節 RKU龍ヶ崎戦と同じ課題を露呈したタマリバであったが、
自慢のBK陣のAT力は徐々に形になってきている。この日の両WTBで6トライ。
次節 北海道バーバリアンズとの全勝対決。
強力な外国人を低いタックルで止められるか、ボールを動かし、両WTBでトライをとれるか。
が勝負の分かれ目になるだろう。
徐々にではあるが、確実に前に進んでいる。
武蔵野競技場で躍動するタマリバに期待したい。