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北海道セブンズ遠征記

2012/08/06

ピリカモシリセブンズラグビーシリーズ2012
~第1回 北海道バーバリアンズ 7'sトーナメント大会~

7月21日(土)・22日(日)の2日間、北海道札幌市の定山渓にある、
北海道バーバリアンズのグランドにて行われたセブンズ大会の結果を報告します。

今回の大会は、北海道バーバリアンズによる主催イベントとなったが、後援として
日本ラグビーフットボール協会、関東ラグビーフットボール協会がつくという形で
実施された。

まず、土曜日の昼に代表者会議が行われ、今回の主催の北海道バーバリアンズ
のクラブキャプテンである田尻氏よりご挨拶を頂いた。
こうして全国各所より集まって、ラグビーが出来ることが何より嬉しい。東日本大震災
後の日本を盛り上げるためにも、このような機会は大事にしていきたい、とのこと。

また、一昨年に開催頂いた、この定山渓で実施したプレ大会で優勝を逃した悔しさ
と当大会に臨む意気込みを前面に出されて、タマリバには絶対に負けられない、と
宣戦布告を頂いた。
 
また、二日目の朝には日本ラグビーフットボール協会より、2016年のリオ五輪および
2019年のワールドカップに向けて、全国的に競技レベルを上げていく施策の一環と
して、今回のようなセブンズの大会を全国でシリーズで展開していくという構想のプレ
ゼンテーションが行われた。

今回の大会出場チームは以下の通り

<予選プールA>
神奈川タマリバクラブ
名古屋ラグビークラブ
JR北海道
専修大学

<予選プールB>
北海道バーバリアンズ
六甲ファイティングブル
RKUラグビー龍ヶ崎

<二日目より参戦>
川南ラグビークラブ

<決勝リーグより>
秋田ノーザンブレッツ
釜石シーウェイブス

以上10チーム

予選プールでの総当たりのリーグ戦を行い、上位2位チームまでが、秋田・釜石を交え
た決勝リーグ(3チームずつ総当たり)に進み、決勝リーグの1位・2位・3位同士の勝利
チームそれぞれが、カップ・ボウル・プレートを手にするというもの。

予選プールAでの出場となった我々タマリバクラブは、初戦は名古屋クラブとの試合
を行う。長距離移動後の試合で動き出しの悪さが懸念されたが、自分達のペースで
試合を運ぶことができ、危なげなく勝利することができた。

二試合目の専修大学は、元日本セブンズ代表監督の村田監督の率いるチーム。
学生ならではのランニングフィットネスの高さに加え、セブンズの競技特性を十分理解
している動きで、こちらもなかなか思うようなプレーをすることができずあえなく敗退する。

三試合目のJR北海道戦は、競技理解レベル、フィットネスともに優位に立った我々が
勝利を収めた。
 
初日のプール戦を2勝1敗の2位で通過した我々は、二日目の決勝リーグに駒を進め、
対戦するは、釜石シーウェイブス及び北海道バーバリアンズとなる。
 
決勝リーグ初戦は、釜石シーウェイブス戦、大型の外国人プレーヤーを擁する相手に
対して、相手のドライブを止めるために通常よりも多くの人数を割くことになり、最終的に
は展開されての被トライが続いた。アタックも、キープレーヤーがずらして抜けたところ
に合わせた次のプレーが合わず、チームとしての持ち味を発揮できず敗れる。
 
決勝リーグ二回戦目は、宿敵北海道バーバリアンズ、お互い気持の入った好ゲームに
なることを目指したが、気迫で前に出てくるバーバリアンズ相手に対して、釜石戦同様
なかなかチームの持ち味が出せないまま試合が進む。これまでに積み上げてきた原点
に立ち返り、少しずつ形が出来てきたと感じた時にはノーサイドとなり、黒星となった。
 
決勝リーグ三位となり、最後のプレート戦は、初日に敗れた専修大学との雪辱戦となる。
一進一退を繰り返す拮抗した試合運びではあったものの、立て続けに2本取られた後に
1本取り返し、巻き返しを図ろうと攻撃を繰り返すものの、決定的なチャンスシーンを作る
ことができず、ノーサイドとなる。
 
6試合行い、2勝4敗。
冴えない結果とはなったが、現時点でのチームの課題を浮き彫りにする良い機会を得た
とする。次に目指す、シンガポールの大会に向けてのターゲットレベルを体に刻む。
 
最後に
写真は、北海道バーバリアンズの定山渓グランドのひとコマ。手前はクラブハウス併設
のBBQ会場で、午後からの交歓イベントのために朝から羊を丸焼きにしている。横には
冬季用の屋内練習場が整備されており、その奥にはラグビーの試合が行われているの
が見える。
 
理想的なラグビー環境であり、我々も目指したい姿である。充実した設備もさることながら
今回のような素晴らしい大会を実現させるその実行力と、多くの人々の協力を集めること
が出来る動員力、その根底にあるものは、ラグビーという競技を愛する純粋な思いに裏打
ちされた限りないホスピタリティであると感じた。
 
北海道バーバリアンズの田尻クラブキャプテンをはじめとした今大会の運営に携わった
全ての関係者の皆様および、同じグランドで汗を流した全てのプレーヤーに厚く御礼を
申し上げます。
 
本当に有難うございました。この多大なるご恩と悔しさの借りは必ずお返し致します。
 
神奈川タマリバセブンズメンバー一同


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