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吉川良NZラグビー留学記第3弾

2007/01/21

全国一億二千万人のタマリバファンの皆様、大変長らくお待たせいたしました。タマリバのファンタジスタこと“リョナウジーニョ”(西澤さん、似ているところが歯が出てるところだけで、“リョナウジーニョ”って呼ぶのやめてください)が留学記第三弾クラブハウス編をお送りいたします。忙しさにかまけて更新を怠っておりました。まことに申し訳ございません。

今回は、ニュージーランドラグビーには、欠かすことのできないクラブハウスについてお話ししたいと思います。下の写真は、私が所属しておりましたMarist St. Pats Rugby Football clubのクラブハウスです。多くのクラブは、グランドに隣接してクラブハウス(基本的に一階が更衣室、二階はチームメンバーが集まり、お酒を酌み交わせる場所)を建てていますが、私が所属していたクラブは、 二階部分がグラントから少し離れた丘の上に建てられていました。夜になれば、クラブハウスから眼下に広がる街の夜景が楽しむことができ、大変ロマンティックな場所でした。

 

大抵のニュージーランドのラグビークラブは、専用のクラブハウスを所有しています。クラブハウスには、小さなバーがあるのが普通です。アルコールのみならず、ソフトドリンクも購入することができます。私も試合後には、クラブハウスを訪れ、チームメートとビールを酌み交わし、彼らとの友情を深めることに努めました。ニュージーランドにおいて、ラグビーとアルコール(特にビール)は切っても切り離すことのできない関係にあります。試合後には、どのグレードの選手もクラブハウスに駆けつけ、みんなでビールを飲むということが一つのクラブラグビー文化(プロラグビープレーヤーでも同様のことが言えます。試合後、町に繰り出せば、町のバーでラグビー選手と出会うことも少なくありません)になっているようです。留学記第二弾でも書きましたが、試合は土曜日ですのでたとえ二日酔いになるぐらいまで飲んだとしても、次の日は日曜日ですから思う存分お酒を楽しむことができます。

お酒を飲んでいると、少し肴がほしくなりますよね。そんなときも心配無用です。バーの隣では、チップス(ポテトフライ)、ハンバーガー、パイ、ホットドック、ソーセージ等を買うことができます。日本の居酒屋のように、多くのメニューは望めませんが、これだけあればKiwiには十分なようです。なぜから、彼らは平気でビールだけで何時間も楽しむ(満足する?)ができるからです。しかも、あまり座りません。ずっと立ったまま平気で2,3時間ビールを飲みながら話し続けています。試合をこなしたのにもかかわらず、立ったままビールを飲み続ける彼らの体力には、本当に驚かされます。

 クラブハウスには、クラブグッズなるものも販売しています。ジャケット、セーター、ベスト、ワイシャツ、ネクタイ、ポロシャツ、キャップ、ニット帽等が驚くべき低価格で購入することができます。私はワイシャツを十ドル(約800円)で買いました。クラブグッズは、所属するクラブに対する忠誠心、愛を育む上でも大切なものだと思います。今回お話ししましたビール、酒の肴、クラブグッズの購入から生み出される収益の一部は、クラブ運営費として使われます。ニュージーランドでは、ラグビーにかかわる人すべてがどのようにすれば、楽しい時間を過ごすことができ、またクラブを自分たちの手で存続していけるかを常に考えています。タマリバが誕生してまだまだ日は浅いですが、将来このような素晴らしい専用のクラブハウスが所有できる日を願っています。次回は、クラブハウスにて行われるイベントについてお話しいたします。

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