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2010年10月10日 東日本TCL第2節 VS駒場WMM 観戦記

2010/10/11

 観戦記 2010年10月10日 タマリバVS駒場WMM

 

2010年1月 全国クラブ選手権大会準決勝でタマリバを破り、タマリバの7連覇を阻止した駒場WMMは、

初の東日本TCL制覇に向けて意気が高い。それにチャレンジするタマリバは昨季の雪辱を果たすため、

圧倒して勝ちたい勝負だ。その両チームが夏を思わせる暑さの中、保土ヶ谷ラグビー場で激突した。

 

先制したのは駒場。前半12分にペナルティーをもらうと迷わずPGを選択。駒場3点のリードから試合は始まる。

一方のタマリバの負けじと先制のトライ。前半17分、それまで何度も凄まじい突破を見せたFL西澤が駒場の

防御網を突破すると、最後は№8ファラウ愛世がゴールポスト下にトライを奪う。

2年間の海外駐在から復帰して初戦の西澤と、今季の新戦力の愛世との新旧のタマリバ強力FWによる

連携で先制のトライを奪った。(G成功 7-3)

前半35分には駒場が反撃を見せる。タマリバ陣右側のスクラムから、大きく展開をしWTB斉藤がボールを受けると

独走を30mの独走を見せトライをあげる。(G失敗 7-8)

このまま終わると思われた前半だったが、前半40分のタマリバ。愛世が三度力強い突破を見せ、敵陣に入り込むと

駒場の一瞬のすきをついてラックサイドをSH鈴木から直接パスを受けたWTB牧野が35mを一気に独走しトライ。

コンバージョンも成功し、14-8で前半を折り返す。

 

交互に得点を取った前半だったが、後半も駒場が最初にスコアをあげる。ペナルティから速攻を仕掛けると、

ノット10mを誘いそこからFWの怒涛のラッシュ。最後にはLO岡本がトライを奪った。(G失敗 14-13)

一気に逆転をしたい駒場は、後半12分、タマリバのペナルティからPGを狙うが惜しくも失敗に終わってしまう。

後半、防戦一方だったたまりばだったがワンチャンスからトライを奪い返す。18分、駒場陣ゴール前の

ラインアウトから見事にサインプレーを成功させ、あっさりとトライを挙げた。(G失敗 19-13)

その後、どちらも流れに乗り切れない状態だったが、膠着状態を破ったのはタマリバに今季加入のSO田村だ。

それまでも随所に計ったキックで戦線の立て直しに努めていたが、後半28分に駒場陣左のスクラムで

SH鈴木からパスを受けると、駒場DFの状況をみてランを選択する。そのプレーから大きくゲインをして

外に大きく展開。最後はFB飛野、WTB武田(後半途中出場)とつないでトライ。(G成功 26-13)

さらにタマリバは36分にPGを成功させ29-13とし、リードを安全圏とすると、焦りと疲れを見せた駒場を引き離す。

37分はCTB遠藤の激しいタックルからボールを奪ってからのノーホイッスルトライなど、2トライ2ゴールをあげ、

43-13とし試合を決めた。昨年失った王座奪還への一歩を踏み出した。

 

駒場も昨季のタマリバからの勝利から自信を得て、後半中盤まで互角以上の展開をしていただけに、

前後半1本ずつあったPG不成功で点差の詰めた展開に持ち込めなかったことが惜しまれる。

 

Man of the match に選ばれたのは、数少ないチャンスをものにするランを見せた駒場WTB亀岡選手。

タマリバは「タマリバのテンポのよい展開を作りだした」(駒場山崎主将談)SH鈴木選手が選ばれた。

鈴木選手は入部4年目にして初めての同賞受賞。「これからの励みになります。」と感激の声を漏らした。

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