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2009/12/6 <タマリバシニア 対 不惑倶楽部  観戦記>

2009/12/10

 

 

よく晴れた日曜日、江戸川河川敷「キズーチ」にて、タマリバ・シニアチームの試合が行われた。

 

遠くは福島県や湘南から、またある者は徹夜仕事からその足で。

それぞれが、年をとっても変わらない想いを胸に集まった。

 

ボールを触るのは卒業以来だ、とか、俺は3年ぶりだとか。

集まった面々から聞こえてくるのは、大体が不安そう。

でもその表情からは、久しぶりにラグビーが、試合ができることへの大きな喜びが読み取れる。

 

対する不惑倶楽部は世界で一番古いシニアクラブ」。

その中でも「若手」の40代で構成される白短パンチームの平均年齢は44歳。

10歳も上。楽勝の予感も漂っていたが、それは大きな、そして喜ばしい勘違いであった。 

 

前半は、キックオフ直後にトライを一本獲った後は、ほぼ自陣に釘付け。

タックルが凄い!足場の悪さなど感じさせない早い出足、

湧き出るバックアップでプレッシャーをかけ続けられた。

スクラムも完全に本気。明らかに鍛錬を積んだプッシュで、

ちょっとだけ油断していたタマリバは押され、球出しを乱される。

寄せ集めでコンビネーションに不安を抱えつつ「ま、大丈夫でしょ」と思っていたら、とんでもなかった。

  

寄せ集めだから個人技で勝負、のコンセプト。

それゆえにタックルの餌食となっていたが、後半、少しずつ変化が見える。

パスが繋がり始めるに従い、前進することも増え、そして球出しが良くなり、リズムが生まれ始める。

久しぶりのはずなのに体が覚えているのか、引きつけてパス、

パスしてフォロー、外でゲイン、戻してゲイン、とテンポ良く攻める。

FWのセットも安定。早いセットと低い構えは、いつか見た光景。

体に染み付いた「姿勢」は、10年以上の時を経て、まだまだ生きていた。 

 

それでも諦めない不惑の激しいタックルには脱帽。

かなかトライには繋がらない。トライ数6-1で勝利も、

特に終盤は年齢差に物を言わせた走り勝ちか。

少しだけ混じった現役プレイヤーも、本当はルール違反。

 手ごわい相手だっただけに、次こそは、純正シニアで快勝したい。 

 

 グラウンドで泥まみれになるのは何年ぶりなのか。

 真っ黒になったジャージに、白い歯だけが浮かび上がる顔。青い空。

 ペットボトルの水が美味い。ただの水のはずなのに、本当に美味かった。 

 

 みなさん、また、集まりましょう。今回は来られなかった方も、次回はぜひ!

 

 

追記:

 不惑倶楽部の皆様、マッチメイクやファンクション、

 何から何まで手配いただきありがとうございました。

 ぜひ再戦をお願いします。特に、多忙の極み、自身が来られないにもかかわらず

 橋渡し役をかっていただいた渡部さん、本当にありがとうございました

 

 (PN:市川蟹蔵)

 

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