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2009/10/12 < 駒場WMM戦 観戦記 >

2009/10/16

 10/12(月) 秋晴れの空の下、熊谷ラグビー場にて東日本トップクラブリーグ
第3節、駒場WMM対タマリバが開催された。

 前回までの2試合ではいずれも先制トライを奪われ苦しい立ち上がりだった
タマリバだが、この日は先制攻撃を見せた。
自陣のハイパントから積極的に速い展開を見せ、開始早々5分にゴール右端に
ルーキーのWTB大岡が先制トライを挙げる。(5-0)
直後の前半8分には、ゴール前ラインアウトのチャンスからドライビングモー
ルで左隅にトライを挙げ、これまでとは違う試合展開を見せた。(12-0)
「過去2戦での反省を活かすことができた。評価すべき点。」と主将のNO.8井
戸も手ごたえを感じる立ち上がりであった。

 一方の駒場もその後、反撃を見せるが、イエローカードを2度もらい、敵陣
ゴール前でのミスを連発するなどなかなかリズムに乗れない。


PGで3点を返すものの、タマリバのしつこいDFにゴールラインを割る
ことができず、逆にタマリバゴール前のハイパントから、フェアーキャッチを
許すと、そのフリーキックから一気に逆襲を受け、連続攻撃の末、またもWTB
大岡に右隅にこの日2つめのトライを奪われた。(17-3)

 後半に入り、さらに攻撃にテンポが出てきたタマリバは何度も駒場ゴールラ
インに迫り、3分にLO桑江の独走後ゴール前のラックから素早い球出しで、
この日久々の試合出場を果したSO宮原がゴールポスト下にトライを奪う。(24-3)

「まだまだ試合感が戻らない。」と宮原。
しかし、正SOがピッチに戻ってきたタマリバにとって、これ以上に心強いこと
はない。

 その後点差に気が緩んだのか、「一人一人のタックルが甘い」と井戸も反省
の弁を述べた通り、駒場のアタックにじりじりと前に出られるようになると、
1T 1G 1PGを立て続けに奪われ(24-13)、試合は一気に駒場ペースとなり、タマ
リバのゴール前に釘付けの時間帯となった。
しかし、井戸と副将のCTB羽田を中心に献身的なDFで、これ以上の失点を許す
ことはなく、ゴールラインを死守した。
試合終了間際にタマリバは2トライを奪い、終わってみれば38対13の大差で
2試合ぶりの勝利となった。

 北海道バーバリアンズ戦での敗戦から2週間、個々が「変わる」ことを意識
して練習を重ね、精神的には大きな成長を見せ、終始リードを保つことができ
意味ある一勝となった。
しかしながら、「アタック、ディフェンスどちらにおいても1対1にもっと拘り
個々の運動量をもっと多くして、さらに速いラグビーを目指したい。」(井戸)
と、今後の決勝戦、全国大会、日本選手権と上を目指すにはまだまだ課題は
山積みだ。
これから本当の真価が問われることとなる。(石橋章匡)

 

 

 

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