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One Point Conditioning!!

Tamariva.7 vol.3 股関節 [tamariva 7]

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みなさん,こんにちは!
今回は,Tamariva7 vol3 股関節の運動です.

 

 

ランニング,つまり走ると言うことはラグビーに関わらず多くのスポーツで最も重要な能力のひとつです.
特に近年では,IRBルール改正もあり,より走れるラグビーが求められるようになってきました.
一方,スクラム姿勢においては,ヒップ=大殿筋や中殿筋などの筋力がパフォーマンスを左右します.姿勢の安定や押す力の土台となるなど,この部位は重要なファクターの一つです.
しかし,ラグビー選手の多く(タマリバでは)は大腿四頭筋など太ももの筋肥大・筋力はあるものの,そのおかげで股関節周辺の可動域が狭く,ラン時にも動きの効率が悪くなるためにスピードがなかなか伸びないという問題がありました.

 

 

そこでTamariva7では,体幹を固定した状態で股関節の可動域を拡大し,同時に筋力を改善するにはどうするかを考え,「Multi Side Bench」を導入しました.
通常スタビライゼーショントレーニングとしてサイドベンチは用いられていますが,そこに股関節の運動を組み合わせて複合的なものにしました.
この動作は,バランスが非常に大事ですので,まっすぐ体幹をキープしたまま,股関節を大きく動かすよう意識していきましょう!

 

 

No.3 Multi Side Bench

 



[正面像]

 


[側面像]

 

Subjects
体幹部,股関節の強化

Starting Position
 横向きになって寝る.一方の腕で上半身を支える.この時,肘は肩の真下にあり,前腕全部をベタッと地面につけること.真上から見たとき,肩,肘,臀部,両膝は一直線上に。

Action
①肩,臀部,足先が一直線になるまで,両足を持ち上げ,上の足は地面と平行になるまで上げる.
②この体制を基本とし,上の足を上方に(外側に)開くように持ち上げる.
③その後,膝90度になるまで前方に引きつけ,後方へけり出しし,基本姿勢に戻ったら,スタートポジションに戻る.
④足の持ち上げ2秒,各動作往復2秒,足の下げ動作2秒の計10秒間とする.

Repetitions】左右それぞれ10回づつ(1動作7秒:2秒+3秒(開き・引きつけ・振り出し)+2秒)  

Important

○足,臀部,足先が一直線になるように保つこと
○目線は前方をまっすぐ見ること
○動作中,上の足は地面と平行線を保つこと
○上方への足の移動は最大可動域まで行うこと
○膝の引きつけは90度,振り出しは斜め後方にけり出すようにすること
○ひねりや前屈みにならないように気をつけること