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Ready for Tough Choice!

【Ready for Tough Choice!】フィジカル最終測定会

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こんにちは!
今週末は、8月も終わるとは思えないほどの暑さでしたね。
そんな中、選手の皆様は今シーズン最後のフィジカル測定会、お疲れ様でした。
 
炎天下のマルチステージフィットネス。
毎年この時期は、春に比べフィットネス測定の数値が落ちる傾向がありましたが、
全体的に6月の中間測定よりも増加傾向が見られました。
この先試合を積み重ねていきながら、フィットネスをより向上させていきましょう!
 
 
ウエイト測定は、これまでと同様に、
パワークリーン、デッドリフト、ベンチプレス、スクワットの1RMと、垂直跳びを測定しました。
 
パワークリーンと垂直跳びは垂直方向の瞬発的なパワー発揮、ベンチプレスは上半身の筋力、
スクワットは下半身の筋力、をみるためです。

少しわかりにくいのが、デッドリフトではないでしょうか。
デッドリフトは、どんな力をみるためのものでしょう?


 
美しいフォームでデッドリフトを行う冨田選手の背中

 
今回は、デッドリフトがどんな種目なのか、どんな目的があるのか、
考えていきましょう。
 
 
◆デッドリフトの主働筋
 
デッドリフトは、股関節の伸展(股関節を伸ばす動作)が主動作となる種目で、
大殿筋やハムストリングスを優先的に強化することができます。
さらに、脊柱起立筋、広背筋、僧帽筋などの関与もとても大きいため、
広い意味では、身体の背面の筋群全般のための最も効果的なトレーニング種目ということができます!
 
 
◆デッドリフトの目的 ‐体幹と四肢の分離

健康維持のため、パフォーマンス向上のため、リハビリのため、…
どんな目的であれトレーニングを行う人は、「コア」のトレーニングは
必ず実施するのではないかと思います。
 
「コア」とは、身体の芯。体幹。
(ここは深くつきつめるときりがないので置いておきます…。笑)
 
コアの安定性を高めることは、腰部の傷害改善・予防や、
上肢や下肢で大きな力発揮をする基礎となることでパフォーマンスの向上につながります。
間違いありません。
 
 
しかし、スポーツにおいて優れたパフォーマンスの発揮、という観点からみたら、
ただ体幹部分を強くしコアの安定性を高めるだけでは、足りません!!
 
スポーツは、ほとんどは、
「体幹を固定した状態で、四肢を自由自在に滑らかに動かす」
ことが大切です。
 
ラグビーにおいても、タックルをするとき、タックルを受けるとき、
姿勢バランスが崩れない強い体幹が必要であると同時に、
ダッシュ、ストップ、切り返し、ボールさばき、など
四肢をやわらかく意のままに動かせることが必要です。
 
よいパフォーマンスが発揮できたとき、
身体が自然とこのような感覚をつかめているのかもしれませんね。
 
すなわち、「固める部分=体幹」と「動かす部分=四肢」をうまく分離できるかが、
優れたパフォーマンスにみられる、
力がうまく伝わる、なめらかな動きのポイントです。
 
 
このような、「体幹と四肢の分離」トレーニングに、
実はデッドリフトがもってこいなのです!
 
デッドリフトの動作は、脊柱を固定する体幹部分のアイソメトリック(静的)な筋活動と
股関節、膝関節筋群のダイナミックな活動の、両面をもっているからです。
 
体幹が弱くても、股関節の動きが出なくても、
きれいなフォームで高重量を挙げるいいデッドリフトはできないのです。

 

どうでしょうか?デッドリフトに対する認識が、深まりましたか?
ウエイトトレーニングを、ウエイトルームでだけのトレーニングにせず、
自分の身体がどのように動いているのか、
グランドで、ラグビーで、どうつながっていくのかを考えると面白いですよね!!
 
 

さて、来週からいよいよ東日本TCLの開幕です。
本日、練習後に川崎トレーナーからもありましたように、
練習後からの過ごし方が、直接試合でのコンディションにつながっていきます。
タマリバンの皆さん、
バチバチ当たって走った今週末の疲れをしっかりとり、
3月からきつい練習をこなしてきた自信をもって、ベストコンディションで初戦を迎えてください。
 
Tough Choice!!!



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