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【試合結果】 東日本クラブ選手権2回戦 vs 駒場WMM

2016/10/10




この試合に勝たなければ全国大会出場の道が断たれる。
1か月弱前にも対戦した両雄は、今季最初の天王山で雌雄を決した。

会場はタマリバのホーム、保土ヶ谷運動公園ラグビー場。
タマリバが敗れた昨年のTCLも行われた、いわば両チームにとって
因縁の場所。二季連続でのTCL敗戦の雪辱も掛けて臨んだ一戦。

13:30キックオフ。
両チームとも最初からエンジン全開。両SOのキックを基点に
攻撃を組み立てていこうとする展開。


突破を図るNo.8安部主将。フォローするHO高橋。

序盤主導権を握ったのはタマリバ。
ほぼベストメンバーが揃った布陣で積極的にボールを展開。
FWでは高・小橋川・安部主将の第3列が、BKでは竹山・川崎の
両ベテランCTBが軸となり、連続攻撃でゲインする。
駒場も集中力バツグンのDFでゴール前に迫られても、粘る粘る。


トライを奪ったPR小川。スクラムでも奮闘。

試合全体を通じ駒場の集中力とAT・DFともに仕掛けの早さは
称賛に値するものだった。それだけこの試合に掛ける意気込みが
伝わってきた。

だが、タマリバも決して負けていない。
この日WTBに入った羽生が激しいタックルを連発。
鬼気迫る出足は駒場BKのパスワークを分断し何度もピンチの芽を摘んだ。


先制トライを奪うFB畑。駒場の激しいDFをも破った。

ポゼッションはタマリバ優位。多くの時間を駒場陣で過ごす。
一進一退の攻防が続いたが20分過ぎ、大きくライン展開したタマリバが
FB畑のゴール右隅に飛び込むトライで先制。

前半は両チームともゴール前のモール・ラックからPRが飛び込むトライ
で加点。その後はPGの取り合いで13-13で折り返す。


獅子奮迅のDF! FL高とWTB羽生

後半、特筆すべきは駒場SOのキック力。50mを超すもの含めPGを次々と成功。
一時13-19と6点差までリードされてしまう。

タマリバも逆転のトライを狙い、幾度となくゴール前まで迫るが、
その都度、ラインアウトでのノットストレート・ノックオンで
チャンスを活かしきれない展開が続く。

じれる展開。精神的に切れたら負け。
そんな痺れるような展開の間も、WTB山岡は献身的に
キックオフボールに対し、果敢にタックルを仕掛けた続けた。


MOMにも選ばれたWTB山岡

試合が動いたのはやはり20分過ぎ。
両チーム疲労の色が見え始めた頃、タマリバベンチが動いた。
PR岩下・HO石川・LO松丸を一気に投入。
フレッシュな3人は、スクラムをめくり上げ、シェイプでラインブレイク、
ラックの2人目サポートと縦横に働き、チームの「ギア」を上げた。

残り10分を切り、壮絶な攻防に両チームのサポーターから
悲鳴にも似た声援が飛び交う。

そして10回以上FW・BK一体となりフェイズを重ねたタマリバ。
ついにSO福田が駒場DFを切り裂きトライを奪う。
自らGを加点し、19-13と逆転に成功。


決勝トライを奪う、SO福田

残り3分。
何が起こるかわからないのが勝負の世界。
最後の気力を振り絞り、意地と意地をぶつけ合った。


効果的なランでDFを切り裂くLO井戸

駒場がパスミス。こぼれたボールをFL高が割る。
全速力で追ったSH西田がボールキープ。
形成されたラックから右展開。最後はHO石川がゴールに飛び込んだ。
タマリバは土壇場で一気の加点に成功。
最終スコア27-19。
駒場を振り切り、雪辱を晴らすとともに準決勝進出を果たした。


この後のボールキープがトドメの基点、SH西田。


次戦はTCL復帰を果たした調布三鷹オールカマーズ。
元トップリーガー多数の補強で各段に戦力アップ。
春シーズンとはいえ駒場にも完勝した侮れない相手。

だが相手がどうあれ、すでに3度死んでいるタマリバに
恐れるものは何もない。あくまで弱い自分打ち勝てるか?
ということに尽きる。

『己に完勝せよ』


            13 - 13
神奈川タマリバクラブ 27   ー  19 駒場WMM
 (4T2G1PG)     14 - 6  (1T1G4PG)
 
 

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